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コストを削減しながら技術スタックを変革

クラウドアプリケーションプラットフォームによるアプリケーションの最新化

テクノロジーの導入は典型的なパターンに従うことが多い

企業はまず、革新と成長を支援するために新しいテクノロジーを導入します。時間が経つにつれて、テクノロジーは成熟し、組織は効率を高めると同時にメリットを最大化するために、統合を検討し始めます。

導入サイクルは、技術の進歩(生成AIの開発など)や重要なビジネスニーズがきっかけとなる場合もあります。パンデミック下でのリモートワークソリューションの導入を考えてみましょう。各業界の企業が、より多くの従業員が在宅勤務できるようにするツールを迅速に実装し、オンライン営業への移行を支援するソリューションを導入しました。

現在、それらの組織の多くはテクノロジー統合に注力しています。十分に活用されていないソリューションを排除し、保持するソリューションのセキュリティを改善し、管理の複雑さを軽減したいと考えています。統合への動きは、パンデミック中に採用されたテクノロジーに限定されてはいません。ソフトウェア会社であるQuickbaseが最近行った調査によると、調査対象となったIT担当者の90%が、ソフトウェアの統合が組織の優先事項であると回答しています。

クラウドアプリケーションプラットフォームは、企業が革新と成長に集中するテクノロジー導入サイクルの初期段階で、重要な役割を果たします。しかし、これらのプラットフォームは、企業がITインフラの最新化、コスト削減、効率向上を目指す際に、統合や集中化を進めるのにも役立ちます。



クラウドアプリケーションプラットフォームでテクノロジーを統合

技術リーダーは、どのワークロードを移行させるのが理にかなっているか、どのような既存の技術をクラウドアプリケーションプラットフォームに統合できるのかを評価する必要があります。ユースケースによって、どのクラウドアプリケーションプラットフォームが適しているかが決まります。

Gartnerはこのほど、アプリケーションのライフサイクルを管理する統合機能を備えたマネージドアプリケーション実行環境を提供するプラットフォームに焦点を当てた、最新の「クラウドアプリケーションプラットフォームに関するGartner Magic Quadrant」をリリースしました。これらのプラットフォームは通常、分散アプリケーションのデプロイを可能にし、インフラのプロビジョニングを必要とせずに、順応性、マルチテナンシー、セルフサービスをサポートします。

Gartnerによれば、クラウドアプリケーションプラットフォーム市場の成長は、技術統合への傾向の高まりを反映しているとしています。企業は、ソフトウェアの提供を合理化するために、アプリケーションのデプロイ、スケーリング、保護、監視に使用するテクノロジーを統合することを望んでいます。クラウドアプリケーションプラットフォームは、単にアプリケーションを実行するだけでなく、エンジニアリングの改善、生産性の向上、市場の変化への対応性の向上において重要な役割を果たします。

企業は、クラウドアプリケーションプラットフォームを使用して、次のことを行うことができます。

  • 高いパフォーマンス、拡張性、耐障害性を必要とする大量のトランザクションアプリケーションをサポート

  • APIファーストの共有サービスアプローチを採用して、マイクロサービスアーキテクチャを構築

  • Web UI/UXを分離し、インタラクティブで応答性の高い最新のユーザーエクスペリエンスを実現

  • すぐに再構築する必要なく、レガシーアプリケーションをクラウドに移行する

クラウドアプリケーションプラットフォームを使えば、企業は開発やパフォーマンスのさまざまな問題を解決でき、インフラ管理の複雑さを軽減して、手動によるデプロイメント設定作業の必要性を排除することができます。


クラウドアプリケーションプラットフォームで必要なこと

アプリケーションの構築には、コンピューティング、ストレージ、データベースリソースからメディアやAIサービスまで、複数のプリミティブが必要です。クラウドアプリケーションプラットフォームの中には、必要なものすべてを提供するベンダーもあれば、フロントエンドなど一部の側面のみを扱っているベンダーもあります。クラウドアプリケーションプラットフォームを選ぶ前に、そのプラットフォームが提供する、または提供しないビルディングブロックをそれぞれ検討しましょう。

コンピューティングアプリケーションプラットフォームは、さまざまなフロントエンドフレームワークとプログラミング言語をカバーする、コンピューティングの幅広い選択肢を提供しています。クラウドで実行されるコンピューティングを提供するプラットフォームを選択することで、拡張性が向上し、どの地域コードにデプロイされるかに応じて遅延を軽減することができます。

ストレージとデータベースストレージは、アプリケーション開発において重要な役割を果たします。フルスタック、ステートフル、コラボレーションアプリ、イベント駆動型アーキテクチャのいずれを構築する場合も、開発者はセッションの状態、キーと値のペア、オブジェクトなどを保存する必要があります。

メディア画像や動画はWebサイトのエンゲージメントをより高めますが、さまざまなデバイスに合わせてWebサイトを最適化するには、大規模なチームと複雑なツールチェーンが必要になる可能性があります。メディアを複数バージョンでハードコーディングする必要がある場合、チームの効率性が低下します。その作業を合理化するのに役立つプラットフォームを選びましょう。

AI企業はAIの利用と構築に躍起になっていますが、その緊急性がさらなる課題を生み出します。利用可能なツールとモデルは急速に拡大しており、コストはすぐに制御不能になる可能性があります。適切なクラウドアプリケーションプラットフォームは、AIモデルへの柔軟なアクセスを提供しながら、コストを管理できるものである必要があります。

クラウドアプリケーションプラットフォームを評価する際、次の7つの質問について検討してください:

  1. 自分のデータを扱う完全な自由がありますか?あるいはデータへのアクセスにエグレス料金が請求されますか?

  2. 単一ベンダーのエコシステムに制限されることなく、使用するテクノロジーを自由かつ柔軟に選ぶことができますか?

  3. コードは、あらかじめ決められた単一の地域ではなく、追加料金なしで、可能な限り最適な場所で自動的に実行されますか?

  4. 共同作業を必要とする全員が追加料金なしでアプリケーションにアクセスできますか?

  5. 好みのフロントエンドフレームワークで作業できますか?

  6. インフラストラクチャの設定と保守にどれだけの時間を費やす必要がありますか?

  7. 世界中どこでも、高パフォーマンスですべてのアプリケーションを安全かつ大規模に配信する、プログラム可能かつ構成可能なアプリケーションサービスにアクセスできますか?


現状に挑戦する

Cloudflareの開発者プラットフォーム(コンピューティング、ストレージ、データベース、メディア、AIサービスを含む)は、初の「クラウドアプリケーションプラットフォームに関するGartner Magic Quadrant」レポートでチャレンジャーに選ばれました。大手クラウドハイパーバイザーのチャレンジャーと見られることは、短期間にこの市場で行われた革新と進歩が認められることを裏付けています。

クラウドで新しいフルスタックおよびAIアプリケーションを構築したり、既存のアプリケーションのリファクタリングを行う企業は、アプリケーションの開発からデプロイ、保護まですべてを単一のプラットフォームで行う、エクスペリエンスの合理化を目ざしています。Cloudflareは、さまざまなワークロードをサポートし、お客様が構築できるものを常に拡大しています。Cloudflareは2024年9月、Cloudflareはコンテナプラットフォームを導入しました。これは、レガシーアプリケーションのクラウド移行を支援し、Cloudflare上で実行できるワークロードを拡張するためにお客様がまもなく利用できるようになります。

この記事は、技術関連の意思決定者に影響を及ぼす最新のトレンドとトピックについてお伝えするシリーズの一環です。



記事の要点

この記事では、以下のことがわかるようになります。

  • 企業がIT統合の目的でクラウドアプリケーションプラットフォームに注目する理由

  • クラウドアプリケーションプラットフォームの主なユースケースのメリット

  • クラウドアプリケーションプラットフォームの評価方法


関連リソース


このトピックを深く掘りさげてみましょう。

クラウドアプリケーションプラットフォーム市場の詳細については、『クラウドアプリケーションプラットフォームに関するGartner Magic Quadrant』レポートをご覧ください。

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