Cloudflare、企業向けAIを大規模に保護する包括的ツールスイート、Cloudflare for AIを発表

コネクティビティクラウドの先端企業である Cloudflare, Inc.（クラウドフレア）は本日、モデルの展開から利用、悪用に対する防御まで、AIアプリケーションの包括的な可視化、セキュリティ、制御を提供するツール群、Cloudflare for AIを発表しました。今やCloudflareのお客様は、従業員によるツールの誤用、有害なプロンプト、個人を特定できる情報（PII）の漏洩、その他の新たな脆弱性など、今日のAIモデルが直面している最も緊急性の高い脅威からの保護が可能になります。

AIは事業運営を急速に再構築しており、企業は商品の価格設定、食料品店の商品在庫の準備、医療データの分析などあらゆることに関わる重要な分野で新しいモデルを積極的に開発し、統合しています。同時に、AIモデルはこれまで以上に身近なものになり、あらゆる規模の組織が大規模な投資を必要とせずにAIテクノロジーを活用することができます。AIの実験がますます普及するにつれて、新たなリスクが出現しています。サイバー犯罪者がAIアプリケーションを標的にする一方で、セキュリティチームはイノベーションの速いスピードに対応するのに苦労しています。AIモデルを安全に使用し、デプロイできない組織は、コアオペレーションや企業データの安全性を損なう可能性のある新たなサイバー脅威にさらされるリスクがあります。

Cloudflareの共同創設者兼最高経営責任者（CEO）であるマシュー・プリンス（Matthew Prince）は、「今後10年間で、イノベーターが繁栄し、抵抗するユーザーは消えていくでしょう。『即座に行動せよ、そして破壊せよ（move fast and break things）』は、企業がイノベーションの促進のために新しいモデルの導入とAIの実験に躍起になる中で、まさに合言葉になってきています。しかし、実験と安全性との間に欠けているリンクがしばしばあります。Cloudflare for AIにより、お客様はAIのすばやいデプロイと利用を可能にするために必要なセーフガードを講じることができ、どの方向にも必要なだけの速さで動けるようになっています。イノベーションにブレーキをかけることなく、お客様の最も差し迫った懸念を解決します。」と述べています。

Cloudflare for AIを使えば、企業は、重要なAIモデルの脅威となり得るさまざまな潜在的脅威から保護することができます。Cloudflareのお客様に対する支援：

• 使用中のAIアプリケーションをすべて検出 – 許可済みおよび未許可の両方 ：CISOは、企業ネットワーク全体でAIの使用を保護する責任を負っています。しかし、多くの場合、セキュリティチームはAIがどこで使用されているかの可視性を持っていません。CloudflareはFirewall for AIにより、すべてのAIアプリケーションを容易に自動検出し、ラベル付けを行うことができるようになりました。検出後は、セキュリティチームが使用を保護するために必要な対策を見直し、それらの対策を講じることができます。
• 従業員とチームのAIの使用方法を監視・管理 ：顧客洞察や価格設定から自動化や人事まで、AIモデルは企業内のさまざまなチームで活用されています。しかし、お客様の機微情報やビジネス情報が一度漏洩してしまうと、コントロールを回復し、効果的に保護することは不可能になります。CloudflareのAI Gatewayは、一度設定してしまえば、企業のAIアプリ全体を可視化し、プロンプトや使用パターンに関するインサイトを収集することができます。
• 従業員やユーザーによる機微情報漏えいや送信を阻止 ：AIが主流で導入されているということは、人々が日々の業務タスクの生産性と効率性を高めるためにツールを使用していることを意味します。一見無害に見えても、独自の事業戦略、顧客情報、社内文書などの会社の秘密情報をチャットボットに貼り付けることは、データ漏洩や法的影響につながる可能性があります。企業はCloudflareのFirewall for AIを使い、さらなる被害が発生する前に警告し、潜在的にブロックすることで、機微データの漏えいを特定することができるようになりました。
• 従業員やユーザーが投稿したプロンプトの有害性、感情およびトピックを検出 ：不適切なプロンプトやトピックがAIモデルに送信されると、モデルは不正確で誤解を招くような出力を提供する可能性があります。CloudflareのAI GatewayによるLlama Guardとの統合により、管理者が有害なプロンプトを阻止するルールを設定したり、最終的に、意図した使用に合わせてモデルの完全性を維持したりできるようになりました。
• セキュリティを犠牲にせず、強力でスケーラブルなAIアプリケーションを開発 ：今日の競争環境において、企業はシンプルで手頃な価格かつ安全なAIモデルを実行する必要があります。Cloudflare Workers AIは、世界190以上の都市にGPUを配置し、AIアプリを構築・デプロイするための市場で最も強力なプラットフォームを提供します。これにより、企業は世界中のどこにいても、セキュリティを内蔵し、効率的に、ユーザーの近くでAIソリューションを実装することができます。
• AIアプリケーションのレジリエンスの向上 ：ベンダーが構築したAIアプリケーションや社内で開発されたAIアプリケーションが、自動化されたクローラーや悪意あるユーザーからの攻撃や悪用の標的とされることが多くなっています。Cloudflareのアプリケーションセキュリティとパフォーマンス機能は、不要なアクセスを阻止し、組織の最も重要なAIアプリケーションへの攻撃を阻止します。Cloudflareは、ルーティング、負荷分散、トラフィック最適化を同時に行い、信頼性を高めます。

現在のトップAI企業の多くが、モデルやデータの安全性を確保しながら、リアルタイムの推論、画像、会話などを提供するために必要なツールをCloudflareに依存しています。

Cloudflare for AIに含まれるすべての製品は、現在一般公開されており、https://www.cloudflare.com/lp/cloudflare-for-ai/でご覧いただけます。詳細のためのリソース：

• ブログ：Cloudflare for AI：セキュリティ重視のアプローチで、AIの大規模導入を支援
• Cloudflare for AI
• Cloudflare Firewall for AI
• Cloudflare AI Gateway

Cloudflareについて

Cloudflare, Inc.（NYSE：NET）はコネクティビティクラウドの先端企業で、より優れたインターネット環境の構築のサポートに取り組んでいます。企業が場所を問わず従業員、アプリケーション、ネットワークの速度と安全性を高め、簡略化とコスト削減を実現できるように支援しています。Cloudflareのコネクティビティクラウドは、クラウドネイティブな製品と開発者ツールをまとめた機能満載の統合プラットフォームで、どんな企業でもビジネスの遂行、開発、高速化に必要なコントロールを手中にできます。

世界最大級で相互接続数も最多級のネットワークを誇るCloudflareは、お客様のために日々何十億件ものオンライン脅威をブロックしています。大手企業、起業家、小企業、非営利団体、人権団体、政府機関まで、世界中で数百万に上る組織から信頼をお寄せいただいています。
Cloudflareのコネクティビティクラウドの詳細についてはcloudflare.com/ja-jp/connectivity-cloud/、インターネットの最新トレンドとインサイトについては、https://radar.cloudflare.com/ja-jpをご覧ください。

フォローする：ブログ | X | LinkedIn | Facebook | Instagram

将来予想に関する記述

本プレスリリースには、将来予想に関する記述（1933年米国証券法第27A条および1934年米国証券取引所法21E条（いずれもその後の改正を含む）に該当）があり、それらには重大なリスクおよび不確定要因が含まれています。将来予想に関する記述は、「場合があります」、「つもりです、するでしょう」、「はずです」、「見込まれます」、「可能性を探ります」、「する計画です」、「予想します」、「かもしれません」、「意図しています」、「目標とします」、「見積ります」、「検討します」、「考えます」、「推測します」、「予測します」、「潜在的」、「引き続き」、またはそれらの否定表現、あるいはCloudflareの予想、戦略、計画、または意図に関わるその他同様の用語もしくは表現によって識別することができます。しかし、すべての将来予想に関する記述にこうした語句が含まれているわけではありません。本プレスリリースに明示または暗示されている将来の見通しに関する記述には、Cloudflare for AI製品群およびCloudflareのその他の製品・技術の機能や有効性、Cloudflare for AI製品およびCloudflareのその他の製品・技術を利用することによるCloudflareのお客様へのメリット、Cloudflareの技術開発、将来の事業、成長、取り組み、戦略、CloudflareのCEOなどによるコメントが含まれますが、これらに限定されません。Cloudflareが2025年2月20日に米国証券取引委員会（SEC）に提出した年次報告書（フォーム10-K）やCloudflareがSECに随時提出するその他の文書で詳説するリスク（ただしこれらに限定はされない）をはじめ、さまざまな要因によって、上記の将来予想に関する記述で明示または黙示した結果と実際の結果との間に重大な相違が生じる可能性があります。

本プレスリリースに含まれる将来予想に関する記述は、あくまで記述当日現在の事象についてのみ言及しています。Cloudflareは、法律で義務付けられた場合を除き、本プレスリリースの日付以降の事象や状況を反映するために、あるいは新しい情報や予期しない事象の発生を反映するために、将来予想に関する記述を更新する義務を負いません。Cloudflareが将来予想に関する記述で開示した計画、意図、予想は実際に実行・達成されない場合があるため、Cloudflareの将来予想に関する記述に過剰に依存すべきではありません。

© 2025 Cloudflare, Inc. All rights reserved.Cloudflare、Cloudflareのロゴ、およびその他のCloudflareのマークは、米国およびその他の法域におけるCloudflare, Inc.の商標や登録商標です。本書に記載されているその他の商標および名称は、各所有者の商標である可能性があります。