Cloudflare、安全でより良い企業ネットワークと社員の保護を実現する初のモバイル端末向けZero Trust SIMを発表

新設されたモバイルオペレーターパートナープログラムで、あらゆる通信事業者が既存の法人プランにZero Trustセキュリティを組み込み可能に

セキュリティ、パフォーマンス、信頼性を備えたより高度なインターネットの構築を支援するCloudflare （クラウドフレア）は本日、Cloudflare Zero Trust SIMの開発を発表しました。「Zero Trust SIM」は、モバイル端末から発信されるデータの1パケットに至るまで保護する初のソリューションです。企業は、Cloudflareが開発しているZero Trust SIMを使用することで、社員の端末をCloudflareのグローバルネットワークに迅速かつ安全に接続できます。また、CloudflareのZero Trustプラットフォームに端末を直接統合し、社員の勤務場所に関係なく、ネットワークと社員を保護します。さらに、Cloudflareでは新たに、無線通信事業者向けパートナープログラム「Zero Trust for Mobile Operators」を開始します。本プログラムを利用することで、通信事業者はCloudflareのZero Trustプラットフォームを活用し、利用者に総合的なモバイルセキュリティツールをシームレスに提供できます。

Cloudflareの共同創設者兼最高経営責任者（CEO）であるマシュー・プリンス（Matthew Prince）は、「CISOたちと話していて何度となく耳にするのが、モバイル端末の保護に関する悩みです。モバイル端末を大規模に効率良く保護することは、CISOたちが抱える最大の頭痛の種であり、一般のZero Trust展開に共通する欠陥といえます。モバイル端末を効果的に保護するのは容易ではありません。2019年にWARPのモバイルアプリを開始して以来、Cloudflareではこの問題に取り組んできましたが、今、その取り組みをさらに発展させようとしています。Cloudflare Zero Trust SIMは、端末のトラフィック全体を保護する唯一の完全ソリューションになります。このソリューションを活用すれば、Zero Trustセキュリティ体制の欠陥を埋めるユーザーを支援できると考えています」と述べています。

テレワークの拡大とともに企業と社員の働き方は大きく変化し、社員が自身の端末を業務に活用するBYODも日常化し、社員の使うすべての端末を保護することは、これまでになく困難になっています。ほとんどの企業ではこの問題に対処するため、社員の端末を保護する目的で、その端末上で動作するセキュアエージェント、またはアプリを使用しています。ところが、アプリとエンドポイントエージェントがセキュリティ対策の要であるにもかかわらず、アプリやエージェントでは各端末のトラフィックすべてを保護することは不可能で、大規模にデプロイするうえでも課題を抱えています。このギャップを埋めるために、Cloudflareでは業界初の取り組みである、SIMレベルで社員のモバイル端末を保護するZero Trustソリューション「Zero Trust SIM」を開発しています。

Cloudflare Zero Trust SIMはCloudflareのZero Trust製品全体とシームレスに統合されるため、端末から発信されるトラフィック全体に、1つのセキュリティポリシーを適用できます。その上、Zero Trust SIMではeSIM（イーシム、組み込み型SIM）ファーストのアプローチを取っていることから、SIMはiOSとAndroid端末の両方に自動的にデプロイし、特定の端末にロックできます。これにより、既存のソリューションが直面してきたSIMスワップ攻撃のリスクを軽減し、セキュリティチームの時間を有効活用できます。Cloudflare Zero Trust SIMでできること：

社員の端末から発信されるすべてのパケットを保護： ソフトウェアエージェントは完ぺきとはいえず、処理できないタイプのトラフィックも存在します。端末から発信されるパケットはすべてSIMを通過するため、Cloudflare Zero Trust SIMは企業のデータすべてを保護するうえで威力を発揮します。
数分でエンタープライズ全体にデプロイ： 構築に最新のeSIMテクノロジーを活かすことで、Zero Trust SIMを自動的にデプロイし、企業内の全端末に、既存のMDM（Mobile Device Management、モバイル端末管理）ソリューションを使用できます。つまり、CloudflareのZero Trust SIMは物理SIMカードの配送といった手間や面倒とは無縁で、シームレスに移行できるのです。
Cloudflare WARPとシームレスに統合： Zero Trust SIMはスタンドアロンでも、CloudflareのモバイルエージェントであるWARP経由でデプロイしても使用でき、よりニーズの厳しい企業での端末環境の管理やHTTPS検査にも対応可能です。
IoT（モノのインターネット）を保護： 自動車から決済端末、輸送用コンテナ、自動販売機にいたるまで、インターネットに接続するモノが増え続ける現代、こうした端末も同様に保護する必要があります。Cloudflareでは、Zero Trust SIMを基盤とする新たなツールを現在開発中です。このツールでは業界トップの接続性や、IoTにおけるZero Trustセキュリティを実現できます。

Cloudflareでは本日、企業によるモバイル端末の安全確保を支援する取り組みの一環として、「Zero Trust for Mobile Operators」プログラムも発表しました。この無線通信事業者向けパートナープログラムは、モバイル接続に関わる最大のセキュリティとパフォーマンスの課題を連携して解決することを目的としています。Cloudflareの受賞歴を誇るセキュリティツールと、世界最大級のモバイルネットワークとを組み合わせることで、パフォーマンスへの影響を心配することなく、端末とデータの安全性を確保できます。Zero Trust for Mobile Operatorsおよび無線通信業者とCloudflareとの連携について詳しくは、こちらのブログをご覧ください。

Cloudflare Zero Trustについての詳細情報、Cloudflareが開発中のZero Trust SIMソリューションについてご関心をお持ちの方は、以下の情報をご覧ください。

Cloudflare（クラウドフレア）について Cloudflare, Inc.（https://www.cloudflare.com/ja-jp/ /@cloudflare）の使命は、より良いインターネットの構築をサポートすることです。Cloudflareのプラットフォームは、ハードウェアやソフトウェアの追加、コードの変更を行うことなく、あらゆるインターネットアプリケーションを保護、高速化します。Cloudflareにより、インターネットプロパティのすべてのトラフィックがインテリジェントなグローバルネットワークを経由してルーティングされ、リクエストを受け取るたびにスマートになります。その結果、パフォーマンスが大幅に向上し、スパムその他の攻撃が減少します。Cloudflareは「アントレプレナー」誌のTop Company Cultures 2018、「Fast Company」誌の2019年版World’s Most Innovative Companiesに選出されました。

将来予想に関する記述 本プレスリリースには、将来予想に関する記述（1933年米国証券法第27A条および1934年米国証券取引所法21E条（いずれもその後の改正を含む）に該当）があり、それらには重大なリスクおよび不確定要因が含まれています。将来予想に関する記述は、「場合があります」、「つもりです、するでしょう」、「はずです」、「見込まれます」、「可能性を探ります」、「する計画です」、「予想します」、「かもしれません」、「意図しています」、「目標とします」、「見積ります」、「検討します」、「考えます」、「推測します」、「予測します」、「潜在的」、「引き続き」、ないしそれらの否定表現、あるいは当社の予想、戦略、計画、または意図に関わるその他同様の用語もしくは表現によって識別することができます。しかし、すべての将来予想に関する記述にこうした語句が含まれているわけではありません。本プレスリリースで明示または暗示されている将来予想に関する記述には、以下に関するものを含みますが、それらに限定はされません。Cloudflare Zero Trust SIM、Zero Trust for Mobile Operators、およびCloudflareの他の製品およびテクノロジーの性能と有効性。Cloudflare Zero Trust SIM、Zero Trust for Mobile Operators、およびCloudflareの他の製品およびテクノロジーの使用によって、お客様並びに通信事業者のサービスの契約者、通信事業者が得られるメリット。Cloudflare Zero Trust SIM、Zero Trust for Mobile Operators、およびCloudflareの他の製品およびテクノロジーの使用で想定される機能。Cloudflare Zero Trust SIM、Zero Trust for Mobile Operatorsのさまざまな機能が開発され、Cloudflareのすべてのお客様（現行および見込み）にベータ版または一般公開されるタイミング。Cloudflareの技術開発、将来の運用、成長、イニシアチブ、または戦略。CloudflareのCEOその他のコメント。当社が2022年8月4日に米国証券取引委員会（SEC）に提出した四半期報告書（フォーム10-Q）や当社がSECに随時提出するその他の文書で詳説するリスク（ただしこれらに限定はされない）をはじめ、さまざまな要因によって、上記の将来予想に関する記述で明示または黙示した結果と実際の結果との間に重大な相違が生じる可能性があります。

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