分散型Webゲートウェイ:

イーサリアムネットワークとInterPlanetary ファイルシステム(IPFS)両方へアクセスを簡単、高速化するとともに保護します。

Cloudflareのゲートウェイを使って、分散型Webに簡単、迅速、安全にアクセスします。ソフトウェアは必要ありません。

HTTPSを介し、IPFSでホストされているコンテンツの配信や、カスタムドメインからイーサリアムを利用した分散アプリとのインタラクションを行います。

分散型Webゲートウェイの 利用規約

IPFSゲートウェイ

Cloudflareの分散型Webゲートウェイを使えば、IPFSに格納されたファイルのブラウジングが簡単かつ安全にできます。ソフトウェアのダウンロードは不要です。IPFSでホストする自社コンテンツを、カスタムドメインからHTTPSを介して配信します。

CloudflareのゲートウェイでIPFSをブラウジング

一般に、IPFSに格納されたコンテンツにアクセスするには、IPFSノードを実行しなければなりません。つまり、専用のソフトウェアをダウンロードして、自分のコンピューターにローカルストレージスペースを割り当てる必要があるのです。ところが、Cloudflareの分散型Webゲートウェイを使えば、ダウンロードも割り当てが一切不要になります。Cloudflareのゲートウェイなら、cloudflare-ipfs.com/に行けばパブリックIPFSネットワーク上に格納されたすべてのファイルをブラウジングすることができます。

ダウンロードは一切必要ありません。ローカルのストレージスペースを空ける必要もありません。すべてブラウザ内でできるのです。


IPFSでどのようなタイプのコンテンツを実行できるか、関心をお持ちですか?ここをクリックして例をご覧ください

独自のファイルをIPFSに配置するには、開発者向けドキュメントの説明をご覧ください。


アクセスの高速化

CloudflareのゲートウェイはIPFSコンテンツの配信の高速化に役立ちます。IPFSコンテンツをCloudflareのデータセンターネットワークにキャッシュすることによって、リクエストされたコンテンツを、お客様の最寄りのデータセンターから当社ゲートウェイ経由で配信することができます。

組み込まれたセキュリティ

Cloudflareがお客様に代わってリクエストする各ファイルについて、Cloudflareがファイルのハッシュ値をチェックしてコンテンツが転送中に変更されていないか確かめます。また、CloudflareのゲートウェイはHTTPSを介して、すべてのコンテンツを配信し、改ざんから保護します。

イーサリアムゲートウェイとは?

イーサリアムゲートウェイとは?

Cloudflare Ethereum Gatewayは、お客様がご自分のカスタムホスト名でプロビジョンできるイーサリアムネットワークへのアクセスを提供します。ユーザーはこのゲートウェイを使って、分散型コンピュートプラットフォームであるイーサリアムスマートコントラクトによって動作するサイトに、インタラクティブな要素を加えることができます。

さらに、CloudflareのIPFSゲートウェイとの併用により、Webサイトやその他のリソースを分散してホストすることができます。しかも、Cloudflareのグローバルネットワークのメリットとして、高速化はもちろん、安全性と信頼性も得ることができます。

イーサリアムとは?

イーサリアムは、スマートコントラクトで定義されたポリシーの保存と適用を行う分散型仮想コンピュートネットワークです。イーサリアムネットワークはグローバルに分散された多数のノードから成り、ノードでは通貨の移転と執行に基づいて、ブロックチェーンの形でコンセンサスが形成されます。

誰でも、どこでも、互換性のあるイーサリアムデーモン(https://github.com/ethereum/go-ethereumなど)を実行するだけで、イーサリアムネットワーク上のノードになることができます。

個人が作成したトランザクションはすべて、ネットワーク全体が認証して合意し、 グローバルコンセンサスの一環となります。

イーサリアムの仕組み

ネットワークに参加するユーザーは誰でも、トランザクションを開始し、スマートコントラクトの実行・書き込みをすることができます。結果にかかわらず、これらはイーサリアムブロックチェーン上のグローバルコンセンサスに加えられます。

行われるトランザクションはそれぞれ、ブロックチェーンをつなぐブロックで識別されます。各ブロックとトランザクションには個別の識別子があって、それをネットワーク上のノードで読み取れるようになっています。

いったんブロックチェーンに書き込まれたものは永遠にそこに留まり、それが参照履歴となって、このデータをいつも利用可能にします。

イーサリアムが使われる理由は?

イーサリアムネットワークは大規模な分散型コンピューティングプラットフォームの代表格で、表現力豊かなポリシーとプログラムがスマートコントラクトとして実行されます。

  • コンテンツの完全性と復元力:このアプローチの利点は、ネットワークへの変更はすべてネットワーク上の全ノードが合意し、ブロックチェーンに加えられるという点です。つまり、グローバルに分散した多数のノードを危殆化することなくシステムの信頼を覆すことはできないということです。

  • 新たなコンピューティングパラダイム:イーサリアムネットワークは急成長しており、大規模な分散型システムとコンピューティングプラットフォームの構築に対する新たなアプローチになっています。


Cloudflareのゲートウェイを使ったイーサリアムネットワークとのインタラクション

イーサリアムネットワークに接続する自社ノードの運営は難しかったりコストがかかったりします。 その代わりに、Cloudflareの分散型Webゲートウェイに接続しましょう。 Cloudflareイーサリアムゲートウェイを使えば、誰でもイーサリアムネットワークにアクセスできます。アクセスには、ネットワークの現状を見たり、独自のトランザクションを提示して コンセンサスに追加してもらうことも含まれます。

ネットワークとの接続はすべてブラウザ内で行われるため、お客様のローカルのマシンでは何も実行する必要はありません

  • 高速アクセス:Cloudflareのグローバルエッジネットワークを活かしてイーサリアムネットワークへ到達します。Cloudflareのグローバルキャッシュを活用し、当社ゲートウェイからのすべての応答を高速化します。当社製品のArgo Tunnelを使い、お客様のクエリーをCloudflareネットワークで高速ルーティングします。つまり、お客様は何千マイルも離れたノードではなくお近くのデータセンターからネットワークとやりとりできるということです。

  • セキュリティ内蔵:イーサリアムゲートウェイとの通信はすべてHTTPSで行われるため暗号化されます。Cloudflareのエッジとゲートウェイとの間のトラフィックは、Argo Tunnelによって保護されます。

  • 単なるJSON:イーサリアムへのクエリーはすべて単なるJSON structsです。Cloudflareゲートウェイで使うサポートされたAPIのリストについては、開発者ドキュメントをご覧ください。公式APIの完全版説明書もこちらでご覧いただけます。


ネットワークへの接続方法についてはこちら

現在は、お客様のWebサイトをCloudflareイーサリアムゲートウェイに接続して、イーサリアムネットワークをご自身のWebサイトの訪問者に近づけることができるようになっています。お客様がWebサイトをイーサリアムゲートウェイに接続すると、訪問者はお客様のドメインからイーサリアムネットワークにアクセスできるようになります。開始に必要なのはお客様ご自身のドメインだけ。

開始のステップは以下の通りです。

  • お客様のドメインのDNS設定画面を開きます。お客様のWebサイトがCloudflare上にあれば、ダッシュボードからDNS設定画面にアクセスできます。お客様のWebサイトがCloudflare上になく、DNSレコードを探さなければならない場合は、こちらをご参照ください。
  • - お客様のドメイン(例:www.example.com)のCNAMEレコードをcloudflare-eth.comに追加します。注:お客様のWebサイトがCloudflare上にある場合は、このレコードの隣にある小さな雲のマークが自動的にグレーになります。当社のゲートウェイにCNAMEを追加すると、パフォーマンスとセキュリティが自動的にCloudflareのEnterpriseレベルへと引き上げられますが、それらの設定をご自分でコントロールすることはできません。
  • CNAMEレコードを追加した後は:
  • お客様のドメイン名(例:www.example.com)を下のテキストボックスに入力し、「Submit」をクリックします。
  • これによりSSL証明書が作成され、お客様のドメインからのトラフィックがHTTPSで安全に配信されるようになります。待ち時間は最高90秒です。証明書が成功裏に発行されると、確認のメッセージが届きます。証明書が発行されれば、お客様のWebサイト宛てのイーサリアムRPCクエリーはすべて、自動的にhttps://cloudflare-eth.com/と照らして解決され、応答がイーサリアムネットワークから配信されます。

イーサリアムの詳細はこちら