Dream Girl Foundationは、インドの恵まれない少女たちにより良い未来を提供することを使命として、2003年に創立されました。14歳までの少女を対象にヘルスケアと教育を提供し、大人になった時にさまざまな機会に恵まれるように支援しています。
同財団が運営する多くの非公式教育センター(NFE)を通じて、支援が無ければ学習の機会に恵まれなかったであろう少女たちに算術、ヒンディー語と英語の読み方を教え、公式な学校制度による教育に備えて準備しています。生命に関わる病気を持つ子供には、Dream Girl Foundationが高質の治療を提供しています。
同財団はここ数年で大幅に拡大し、現在はインド全土の複数都市で活動し、年間600人以上の少女を支援しています。
そうした活動の資金集めは簡単ではありません。ニューデリーを本拠とするチームは小規模で、資金集めのためのリソースは限られています。Dream Girl FoundationのWebサイトを通じて個人から集められる寄付が、この非営利団体の存続の鍵を握っているのです。Dream Girl FoundationのマネージャーでWebセキュリティ主管のAnkit Madaan氏は、Dream Girl Foundationと一般市民のインタラクションは半分がオンラインで行われていると推測しています。「Webサイトが私たちの生命線」だと、Madaan氏は言います。
潜在的なドナーやボランティアとの接触にWebを使うことで、非営利団体のリーチは大幅に拡大しますが、新たなリスクも生まれます。Dream Girl Foundationは2015年以降、幾度かサイバーセキュリティ攻撃を受け、データの安全性が損なわれて、ボランティアやドナーのプライバシーが危険に晒されました。Madaan氏によれば、ボランティアの機密情報が公に漏えいしたことで、同団体に対する一般市民の信頼が揺らぎ、ボランティアの数が激減して、最終的には恵まれない少女のためのサービスに影響を及ぼしたといいます。
Madaan氏が恒久的な解決策を模索していた時、Cloudflareが実施しているプロジェクトGalileoの記事を目にします。「限られた技術的知識しかない人にもわかりやすい説明に感銘を受け」、参加を申し込みました。