Crunchbaseは、非公開会社の情報をインターネット上で提供する世界的プロバイダーで、毎月3000万を超えるユーザーが利用しています。このビデオでは、Jager McConnell氏(Crunchbase社CEO)が、Cloudflareを利用した会社の成功を振り返っています。
「私はCrunchbaseのCEOを務めるJager McConnellです。Crunchbaseは、非公開会社の情報をインターネット上で提供する世界的プロバイダーです。ユーザーは3000万を超え、次の投資先や投資家を探すために利用されています。営業担当者もCrunchbaseで次の商機を探られます。
当社がニュースを報道する時や新たな資金調達イベントの開催をお知らせする時は、大量のトラフィックがCrunchbaseに流れ込みます。そんな時こそ、Crunchbaseが稼働状態を保つことが極めて重要なのです。ダウンすればユーザーは失望し、その情報を求めて別の情報源へ向かうことでしょう。Cloudflareが実に頼りになるのは、まさにこんな時です。
私には、サーバーを常時稼働状態 に保てるほど帯域幅がなく、攻撃を軽減しようにも大規模チームを編成するだけの人員がありません。そこでベンダーの利用を考えます。「これはあなたの得意分野ですよね。私たちに力を貸してください。私たちがやるより適切な対処ができるでしょうから」と頼むのです。
CDNの観点で見れば、当社のトラフィックの92%はCDNサーバーに向かいます。トラフィックが実際に当社の配信元サーバーに接触することはありません。実に素晴らしいです。つまり、トラフィックが急増してもサーバーネットワーク全体に分散されるわけです。これにより、帯域幅が節約できてコスト削減につながるだけでなく、エンドユーザーにとっては超高速なサービスが実現して満足感が得られます。
Cloudflareのおかげで、まるで当社が世界各地に330か所のデータセンターを展開して世界的プレゼンスを持っているように見えます。基本的には当社がこの種のエッジサーバーにデータをプッシュし、それによりエンドユーザーエクスペリエンスが高速化します。当然ですよね。サーバーがユーザーのすぐ近くにあるのですから。そのため、ホップもほとんどありません。エンドユーザーは、たとえオーストラリアやアジアにいても、CDNのおかげで素晴らしいCrunchbase体験が得られるのです。
最も重要なのは、ユーザーが当社を頼りにできるということ。Crunchbase.comへ行けば、サーバーが稼働していて期待した情報が見つかるという信頼感です。Cloudflareのおかげで稼働状態を保つことができ、ユーザーの期待に応えることができています。
大規模Webサイトは大きな標的にもなります。Cloudflareは、DDoS軽減やWAFによる保護を提供し、そうしたリスクの低減を支援してくれています。つい先月も、当社は1600件を超えるさまざまな攻撃を受けました。
ご想像の通り、大勢の人が当社のサービスをクロールします。Crunchbaseはデータセットであり、ユーザーは可能な限りの方法で当社の情報を探して入手しようとします。ただ、面白いことに、クローラーを作成する人は優秀なコーダーではありません。
そのため、1つの IP が同じページからできるだけ多くの情報を繰り返し得ようとして何百万件ものリクエストを送った結果、DDoS攻撃になってしまうというのが実態です。攻撃する意図はおそらくありません。当社にはこの類の攻撃がしょっちゅうありますが、ここでもCloudflareが介入し、こうした攻撃が起こらないようにしてくれます。
これはセキュリティ上重要なことです。もちろん、ハッカーは皆ランサムウェアを仕掛けて当社のサーバーをダウンさせようとしますが、Cloudflareの保護があれば安全でいられます。実際、Cloudflareがサーバーを守っていると知ったら、ハッカーは他を狙いに行くと思いますよ。」