2007年以降、Awaq ONGDは、より持続的で調和の取れた人と環境の関係を構築するというミッションに取り組んでいます。同団体は、コロンビアに軸足を置き、代替となる地球環境に優しい経済モデルを見つけ、導入することに力を入れています。
こうした取り組みを支えるのは、絶え間なく行き来するデータストリームです。気候変動と戦うための戦略を策定し、プログラムを立ち上げ、パフォーマンスを測定するために、Awaq ONGDでは、生物学実験所から入手したデータを分析し、専門家同士の共同作業を促進する必要があります。生物学実験所では、研究員がデータを収集し、森林再生、種の保存、生物多様性モニタリング、環境教育に関連するプロジェクトに取り組んでいます。
しかしながら、生物多様性データに安心・安全にアクセスできる状態を確保することは課題でした。プロジェクトGalileoに参加するまで、Awaq ONGDのWebサイトはDDoS攻撃や悪意のあるボットの標的にされ、何度も発生するダウンタイムに悩まされていました。サイバーセキュリティ担当ディレクターのNicolás Morgado氏によれば、セキュリティ侵害は、攻撃者がAwaq ONGDのネットワークへのアクセス権を取得するとさらに業務を混乱させました。また、その後遺症として、セキュリティサービスを念のためにゼロから設定し直す必要がありました。
Awaq ONGDの最新プロジェクトの一部では、以下に示すようにテクノロジーが重要な役割を果たしました。
Morgado氏は次のように述べました。「Awaq ONGDのミッションを遂行し、円滑な運営を確保する上で、私たちのWebプレゼンスは最も重要です。これは、私た ちのイニシアチブの伝達、ステークホルダーの確保、持続可能な開発と生物多様性の保全に関連するリソースの共有を一元管理するプラットフォームとして機能します」
Awaq ONGDでは、環境問題に関する意識向上、行動支援の取り付け、潜在的パートナー/寄付人/コミュニティメンバーへの連絡にオンラインプレゼンスを活用しています。
Morgado氏のチームの最優先事項は、機密データの保護、組織内システムとプラットフォームの完全性の維持、増大する脅威への防御が中心です。プロジェクトGalileoに参加した後、Awaq ONGDは、すぐに同プログラムのセキュリティ、パフォーマンス、信頼性ツールを使用し始めました。
Morgado氏は次のように評価しています。「CloudflareのWebアプリケーションファイアウォール(WAF)、DDoS攻撃対策、ボット管理ツール、リアルタイム脅威インテリジェンスのおかげで、悪意のあるアクティビティをより効率的に検知し、軽減できるようになりました。その結果、サイバー攻撃の回数が減少し、Webサイトのパフォーマンスと信頼性が向上して、全体的なセキュリティ体制が強化されました」
また、Morgado氏は、ダッシュボードから利用できるアナリティクスが可視化機能を提供していることにも触れました。これは、セキュリティとパフォーマンスに関連する意思決定に必要な機能です。
Morgado氏と彼のチームは、プロジェクトGalileoに参加したことにより、さまざまな役に立つツールに無料でアクセスできることに感謝しています。「サイバーセキュリティ予算の節約になるだけではなく、サイバーセキュリティに割くリソースを、気候変動と戦うという私たちのコアミッションに割り振るための金銭的柔軟性も与えてくれます」(Morgado氏)
Awaq ONGDのセキュリティ戦略の多くは、ステークホルダー、パートナー、コミュニティとの信頼関係の構築を中心に展開されます。Morgado氏と彼のチームは、コミュニティ、パートナー、ステークホルダーが正確なデータに安心してアクセスできるようにする対策を講じています。Cloudflareグローバルネットワーク、CDN、負荷分散を活用することで、サイトのロード時間を短縮し、ユーザーエクスペリエンスを改善することに成功しました。
Morgado氏は次のように結論付けました。「プロジェクトGalileoは重要なサービスであるどころか、もはや私たちの運営に必要不可欠なものになっています。Webサイトのパフォーマンス、セキュリティ、スケーラビリティ、信頼性を強化するという枠組みを超え、私たちがデジタル世界で存在し、目標を達成するための重要なバックボーンとなっています」